「そうですね。まず、私の身体について軽くお話しましょう。
 私は、ありとあらゆる性行為に応じるために自らの身体を改造しました。
 身体の感度……性的快感を受ける強さを、コントロールすることができるのです。
 直接ご主人様の手で触られるのと、道具で弄くられるのとではまた興奮も違いますが、基本的に敏感な設定にしてあります。
 その気になればお尻を軽く触られただけで絶頂に達したりすることも、また逆に、ご主人様の精巣が空になるまで丸一日逆レイプさせていただくことも可能です。
 その前提で、話を聞いてくださいね。
 ある日、ご主人様が裸になってベッドに寝ろとおっしゃるので私は言われた通りに衣類を脱ぎました。
 今日はどんな事をして下さるのかと胸の高鳴りを沈めていたら、ご主人様はロープ……SMプレイ用の綿素材のものです。
 それで私の身体を縛り始めました。私の身体に傷が付かないように配慮してくださるご主人様は本当にお優しい方ですね。
 正座の姿勢から足を90度開き、後ろに回した両手を動かせないように固定し、亀甲縛りの形で私を拘束なさりました。
 締め付けはキツすぎないか、と確認されたので、私は『はい』と答えました。
 胸にお尻に縄が食い込みハムのような豚肉になった私を、ご主人様は軽く撫で上げます。この時には既に、私はかなり興奮していましたね。
 股が濡れているのを見て、ご主人様が嬉しそうにバイブ……通称『ハル二号』と『ハル三号』を持ち出しました。
 そして、私の穴にゆっくりとねじ込みます。
 ぬぷり、じゅぬり。卑猥な水音を立てて、おまんこに多数の突起が付いたハル二号が埋まりました。
 お尻にはローションを染み込ませます。
 ひんやりした液体が肛門に触れると、私の身体はピクンと軽く跳ねます。間を置かずに、バイブが侵入してきました。
 私が小さく声を漏らす間にも、それはどんどん奥へと突き進んできます。
 ずぶり、と根本まで刺さった荒々しく頭部が回転するハル三号を、私のアナルはずっぽりと咥えました。
 二本のバイブはロープで取れないようにしっかり固定され、電源を入れられるのを待つのみです。
 眼鏡を外し鉢巻のような布で目隠しをされ、口元にはギャグボールをはめられます。
 その直前に、ご主人様はおっしゃいました。
 『この状態でバイブ入れて半日放置するけど身体大丈夫そう?』と。
 当然ですが、身体を固定された状態で長時間放置されると、それなりに苦痛があります。
 私は答えました。
 『はい』と。
 『そっか、なら良かった』の声と同時に、私の口は封じられます。
 もう嫌だと言っても無駄ですし、そもそも私は嫌だと言いません。
 明らかに身体に異常をきたし、ご主人様のお相手を努められなくなるであろう場合にはその旨をお伝えしますが。
 そして、そのままゆっくりと抱え込んで後ろに倒されます。正面から見て、私の陰部とそこに刺さってるものは丸見えですね。
 『じゃ、頑張れ』
 その言葉だけで、私は何日でもこのままでいられそうでした。
 そして、バイブのスイッチ音。
 ハル二号と三号は、私の両穴を食い破るかのように激しくその運動を開始します。
 「~~~~~~~~~~~~!!」
 声にならない声を上げ、ギャグボールを砕くかのように噛み締めます。
 私は早速エクスタシーを迎え、潮を勢い良く噴射しました。
 少し遠くで、扉の閉まる音が聞こえました。放置の始まりです。
 スイッチが敏感から切り替わってない私にとって、二本のバイブは飽きることのない悦楽。
 おまんこもアナルも、激しく動くそれらを美味しそうに貪ります。
 いえ、実際にそれらは美味しかったです。こうして思い返すだけで、私のいやらしい性穴たちがひくひくと歪動するほど。
 触ってみますか、マルカ? あなたの細い指も、中々美味しそうです。
 ……冗談ですよ。そんなに顔を赤くしちゃって、可愛いですね。
 ああ、本当に触りたかったらご主人様の許可を頂いて下さい。私はご主人様のものなので。
 多分、ご主人様は喜んで鑑賞なさると思いますよ。
 話を戻しましょう。
 半日……後で時計を見たら、約八時間もの間。
 私は休むこと無くバイブに犯され続けました。
 途中で電池が切れる……そんな事もない優秀な彼等は、私の穴を機械的に抉り続けます。
 止めどない快感。拷問と言っても過言ではないそれに、私は晒され続けました。気を失う事も無く。
 緩みきった尿道からは、我慢できずに尿が噴出されます。その時自分では見えませんでしたが、綺麗な放物線を描いましたね。
 尿だけではありません。失禁を切っ掛けとして、穴と言う穴から液体が漏れ始めます。
 濡れた、と言うより浸った……そんな段階まで、私はシーツに体液を染み付かせました。
 もはや、何度絶頂に達したのかもわからない。
 私そのものが快楽の余り液体となって、ベッドに溶けてしまったのでは無いか。そう思ってしまうほど。
 ああ、もうご主人様に奉仕することはできないのですね。
 申し訳ありません、ご主人様。どうかお気に病まないで下さいませ。
 もし最後のわがままをお聞きになさって下さるなら、どうか私の変わり果てた姿にご主人様の精液をかけて下さい、それ以上の事は望みません――
 ……今思い返すと頭のおかしい狂言ですが、あの時は真剣そのものでした。
 私の鍛え方がまだまだだったと言うべきか、ご主人様の意向に添えてよかったと言うべきか。
 完璧を追い求めるのも難儀なものです。
 もうすっかり脳がやられていた頃、満を持してご主人様がやってきました。
 予想以上に私が痴態を晒していた事に驚いたご主人様は、慌てて目隠しとギャグボールを取って下さいました。
 『え、ちょ、満月、大丈夫か?』
 『は……い……』
 私はご主人様のお顔を見れて、これ以上ない安心感に浸りました。
 ご主人様はすぐさま縄をほどき、バイブのスイッチを切ります。
 過呼吸気味になり、舌を出して痙攣する様は、とても完璧なメイドからは遠いものでしたね。
 バイブを抜こうとするご主人様の手を、私は発言で止めました。
 『まって……くださ……いま……ぬくと……うんち……でちゃい……ま……」
 ご主人様は頷いて私を抱きかかえ、トイレへと向かってくださいました。
 丸裸でどろどろになり、排便を我慢しているというロマンチックの欠片もないシチュエーション。
 ですが、ご主人様にお姫様抱っこされていた時の私は、世界で一番の幸せものでした。
 その後、ベッドに戻った私達。
 ご主人様は私にお謝りになりましたが、私はそれをお止め致しました。
 『お気になさらないで下さい……それよりも……よろしければ……私を……お使い下さいませ……』
 既にご主人様のおちんぽは昂ぶっておられます。
 いや、しかしと躊躇するご主人様に私はのしかかり……
 ……美味しくいただいてもらいました。
 
 後日、撮影していた映像を二人で鑑賞。
 私は自分の未熟さに身を引き締めながらも、ご主人様のペニスを愉しませるのでした」
 
 あの、と言いかけるマルカを無視して、尚も満月は話を続ける。