6五角だ、打ってこい。
 駒台に飛車を乗せながら、言葉の代わりに盤の向かいを睨みつけた響の眼光を、竹中はまっすぐに見返した。
 唇の端を僅かに吊り上げる、挑発的な笑みを浮かべながら、
 ――先6五角――